WIXOSS禁止カード解説
どうも、「シャンドラの灯をともせ」でおなじみ、アッパーヤード出身のカルガラです
↑これおれ
嘘です。
あっぱんです。
今回はめっちゃ久々にWIXOSSの記事を書こうと思います。
新レギュが始まってモチベが上がってるので。
やっと『焚発する知識』らしくなってきたな、八丸
WIXOSSの禁止カードについて
WIXOSSにおける禁止カードルールは"繭の部屋"と呼ばれています。
デュエマでいうところの殿堂入り……というよりはプレミアム殿堂入り・コンビプレ殿といったところですね。
枚数制限のカードはかつて存在しましたが、現在では解除・昇格しており、実質プレ殿・コンビプレ殿のみを『繭の部屋』と呼ぶことが多いです。
なお、新レギュには繭の部屋は存在しません。
あたりめぇだ。発売されて1ヶ月も経ってないんだから。
さて、今回は単体で"繭の部屋"入りしたカードを紹介していきたいと思います。
同時使用制限についてはまた今度機会があったらということで
では GO!
姦
これがWIXOSSの禁止カードじゃ!!!
これらについて一つ一つ解説していきましょう。
また、これらはWIXOSSを知らなくてもそこそこ分かるかもしれませんがWIXOSSのルール、カードパワーを理解しているとより楽しむことができます。
1. ノー・ゲイン
(2015/09/17から)
記念すべき初代禁止カードにして絶対に存在してはいけない最強にして最凶最悪、究極のぶっ壊れカードです。
どこが強い?と言われれば全てがぶっ壊れレベルで強いと言わざるをえません。
これのせいで一時期引退していたセレクターも多数存在します。自分はガッツリ使ってました。強いので。
ではテキストを読んでいきましょう。
スペル コスト白(1)タマ限定
このターンと対戦相手の次のターンの間、あなたのルリグとあなたのシグニはアーツの効果を受けない。
【ライフバースト】:次のターンの間、対戦相手はアーツを使用できない。
WIXOSSをほんのすこしでもかじったことがある人なら分かると思いますがこのカードはやばすぎ。
現代でこのカードを刷るなら
①コストは白(3)無色(3)くらいが妥当だと思います それでも強いか?
②絶対自ターンのみにしろ 相手ターンまで効果が及ぶのはまずい。
③LBが強すぎる 1ドローでいいんだよこんなの
④そもそも効果が強すぎる。防御手段を封じつつ相手の攻撃手段を潰すな。
となり、やはり絶対に帰ってくることはできないし調整版も難しいでしょうね
1コストで後述する激重アーツをメタれたのがやばすぎた。
その証拠に次に紹介するカードはノー・ゲインが死んだ直後に息を引き取っています。
2. 大器晩成(ビッグバン)
(2016/01/21から)
WIXOSSの記念すべき第1弾に登場した切り札級アーツです。
早速テキストを読んでいきましょう。
アーツ コスト緑(5)無(7)使用タイミング【メインフェイズ】対戦相手のエナゾーンにあるすべてのカードと対戦相手のすべてのシグニをトラッシュに置く。
つよ。
エナゾーンに緑5を含む12枚カードがあれば逆転の芽をほとんど摘んだ上で殴り切ることができます。
現代ではアタックフェイズにフルパン(殴れるのなら盾を殴り、踏めるならシグニに殴りかかること)するのが基本となりつつありますが、相手にエナを与えないためにあえて殴らない(エナを貯めさせると返しに大器を撃たれるので)、ノーパンと呼ばれるプレイングが必要になりました。
また、現在のカードプールであれば
ランデスを一切喰らわなくなるので被害を最小限に抑えられるレイラ=クレジットや、
そもそも0エナで使用できて面を止められるセレクト・ハッピー5など
様々な対策が講じられますが、
当時では
第2弾に登場したアークゲイン、もしくは前述のノー・ゲインくらいでしか対策ができませんね…なんで対策できるんだよ
※ちなみにこのアークゲインはかつて2枚制限がかけられていたカードでもあります。現代は4枚使えます。
なお、この盤面とエナを更地にする化物カードは現代では調整版が刷られています。
それが
因果応報
※コストが大幅に上がり低レベルルリグではほぼ使用不可に。さらに緑子以外だとサーバント等のマルチエナや焚発する知識などの無色エナは飛ばせなくなりました
と
大器晩熟
※ランデス数が大きく減った代わりに除外できるようになりました。シンカーやリゲルルを消せるのは嬉しいですね
です。
まぁ調整版もあるし帰ってくる可能性はほぼゼロと言って差し支えないでしょう。
3. サーバント Z
(2016/08/04から)
WIXOSSにおいて特に重要なシグニである『サーバント』シリーズの必殺技のようなカードであり、とくに強力な点はその起動効果である
エナゾーンから名前の異なる<精元>のシグニ8枚をトラッシュに置く:対戦相手の手札とエナゾーンにあるすべてのカードをゲームから除外する。
という効果になります。
精元のシグニを8種類エナから放出して放たれる必殺技は逆転の芽を摘みながらガードまで不可にするというもの。
手札とエナを消しとばしても盤面にシグニがいれば…と思いたいですが
集結する守護によってパワーパンプとランサーを得たサーバントが殴ってきます
まぁエナに8種類抱えるのはブーストに秀でた緑のルリグを使えば難しくないんすよね
よって、シグニとしては初の繭の部屋行きとなりました。
ちなみに現代では調整版として
サーバントZZが存在しています。
レベルが上がって出しにくくなった上にサーバントの要求数は一気に上がって15枚。
そのかわり相手の盤面にも直接干渉できるようになってロマン砲感が増しましたね。
使われたことはないけどつかってみたくはある。
4. 四面楚火
(2016/08/04から)
効果はシンプル。
このカードは対戦相手のルリグがレベル4以上の場合にしか使用できない。
対戦相手のエナゾーンからカードを合計7枚までトラッシュに置く。
4エナで7枚ランデスできます。
まぁウィクロス禁止カードのランデスラッシュの元締めとなるに最適なカードでしょう。
このカードには本当にお世話になりました。爾改に積んだりユヅキに積んだり…
相手のレベルが4以降ならば7枚ランデスという効果はまぁそりゃ禁止になるわなって効果ですね。
個人的には爾改の〆として使いたいから帰ってきてほしくもありますが…
今帰ってきたら絶対やばいでしょうね。
ちらり
\タマ、エナ焼くー!/
現代では調整版…もとい別カードとして
四炎楚歌がキーセレ、ときどきオールスターでも暴れてますね
個人的には
楚火よりも謳金のほうが似てると思いますが
帰ってきた時はWIXOSSが終わったかオールスターを運営が完全に放棄した瞬間でしょうね。
5. RAINY
(2016/08/04、1枚制限カードから昇格)
以下の2つから2つまで選ぶ。
①対戦相手は手札を1枚捨てる。
②あなたのルリグがレベル4以上で青の場合、カードを3枚引き、手札を1枚捨てる。
見た感じそこまでやばくはなさそうですが(というかそう見えたから段階踏んで禁止になったんでしょうね)
参考までにこちら。同じ青1エナでカードを3枚引き、手札を1枚捨てる。
という効果になっています。
こっちもホイ。同じ青1エナで1枚ランダムハンデスすることができます。
そう。同じエナ要求で。
そもそもがバグカード扱いされがちなTHREE OUTの上位互換になりえるカードこそがRAINYの正体なのです。
また、これは蛇足…というか邪推の域なんですが
RAINYが禁止になってからちょっと経って、このSLASH OUTが実装されています。
効果としてはTHREE OUTとほぼ同じ。
高速でデッキを回せるカードが三種類も同じデッキに採用されては不味いのでは…と公式が考え禁止にしたのでは、とも言われています。
というかハンデスしつつ3ドロー1ディスを1エナで行うのは普通に壊れてます。
それが禁止になった要因でしょう。
ちなみに
3ドロー(正確には1ドロー2サーチ)1ハンデスが限定条件付きで3エナで実装されています
まぁ、要は軽すぎたんですね、効果の割に。
帰ってきたら色々なカードが過去にされかねないので多分帰ってこないだろうなぁ、と思いつつもミルルンやあやに入れてみたくもある。
あと半分です
6. コードアートC・L
(2016/10/13、2枚制限カードから昇格)
これもかなりお世話になったカードです。合掌。
出た時効果である、 【出】:あなたのトラッシュにカード名に《V・A・C》を含むカードがある場合、あなたのトラッシュからスペル1枚を手札に加える。 がなんとも強力。
あえて序盤に落としておいたスペルを回収したり、スペルを何度も撃ったりラジバンダリといった使い方が光る、かなりのバグカードです。
有名なのは、CRYSTAL SEALとの組み合わせでしょうか。
これを何周もして手札を枯らしていく戦術が凶悪。
また、条件である《V・A・C》をトラッシュに送るなら前述したTHREE OUTやピルルク専用のPRECIOUS
もあるのでかなり簡単。
解除されないかなぁ
7. 修復
(2017/04/26、2枚制限カードから昇格)
第1弾から存在するカードですね。
緑3のスペルで効果は あなたのデッキの一番上のカードをライフクロスに加える。その後、あなたのエナゾーンにカードが10枚以上ある場合、追加であなたのデッキの一番上のカードをライフクロスに加える。
というもの。
要は緑子限定ではありますが、ライフクロスを2つ増やすことができるスペルです。
は??????
なんだこの壊れたテキストは????
個人的に、めちゃくちゃ嫌いなカードです。詳しくは『オサキループ』で検索してください。全てが分かります。
使用枚数制限と同時使用制限をダブルで食らっていた珍しいカードでもあります。
今では使用禁止だけど。
ちなみに
リメイクカードの修築はエナを全て消費する上にシャッフルされるので仕込みも出来ず、さらに除外されるので再利用も不可と「お前ら絶対悪いことするなよ!悪用厳禁!」と言いたげな形になってます。
8. 復活
(2018/12/20から)
こちらはママ限定のカードです。
エナが支払いやすくなった代わりに増やせるライフが1だけになっててライフクロスもクソザコ(いや、エナチャは強いけど)になっています。
ちなみにこのカードが環境で猛威を振るったという記憶は筆者にはありません。普通のママは結構流行ってた記憶はありますが。
一応『不死ママ』なんてデッキもありましたね。書いてから思い出しましたが、あれは初見殺しなので割愛。
採用率もそこまで高くありませんでした。
そもそもママには
創造や
シュレデなど
ライフを追加するカードがそこそこ存在しており、
それこそこのカードをわざわざ採用するデッキはあんまりいなかったです
というかママというデッキタイプは《英知》を達成することで効果を発揮することがメインのギミックであり、《英知》を満たせないスペルはあまり採用されなかったのです。
ではなぜこのカードが禁止に、しかも一発で繭の部屋行きになってしまったのでしょうか。
その元凶がトオンミミック
というギミックですね。
ミミックの効果は「3ドローした後手札を3枚トップに固定」するという効果。
トオンは本来【アン限定】を持っているシグニですが、このゲーム、限定カードは『使用できない』というルールなのでデッキに入れることはできるしライフバーストとしてめくれた場合は普通に効果を使うことが出来ます。
何が言いたいか、わかってきたんじゃないでしょうか?
そう、ミミックでトップにトオンを仕込んで復活を使用することが想定されたのです。
トオンのライフバーストは「このターンダメージを受けなくなる」というWIXOSSの防御系LBにおける最高峰となっております。
たしかにそんなことエルドラはいっつもやってます。
但したったの3エナで、しかも入れ替えていじるのではなくライフ増やすことができるスペルは流石に存在しません。
『ライフクロスを弄り、意図的に発動する』というコンセプトのエルドラですらできないことを簡単に発動できてしまう。
まぁ、被害者枠といったところでしょうか。
9. 羅星 ≡テンドウ≡
(2018/12/20から)
トオンミミックの被害者!以上!!!
だけで終わらせるのはあまりにも乱暴なので解説しときます
元々カーニバルはこのカードをメインに据えた超耐久型のデッキが結構えぐくて、それの影響もあるでしょうね。
強いLBを持ったカードで固めて耐久するやつです。
自分は闘ったことないんですけどね
ただ話によると「エルドラと殴り合って時間切れになった」
だとか
「一人回ししてたら一戦で5時間かかった」とかめちゃくちゃな話が絶えないデッキの核でもありました。
もちろんトオンミミックは入ってました。
あとヤリホーもね
つまり、テンドウも被害者枠です。かわいそうに…
ちなみに、最近脱獄しました。
ライフクロスを埋める能力が綺麗に剥奪されてますね
LBを使うしかないのでしんどそうだ
10. DYNAMITE
(2018/12/20から)
お前は被害者じゃない!!!間違いなく主犯!!!!
今まで散々「ライフクロス仕込むのはダメ」とか「3エナは軽すぎ」とか「トオンミミックの被害者」とか言ってましたね。
全部このカードのための前フリです。
ただ、このカードはトオンミミックのせいで禁止になったわけじゃありません。
というか自ターンにトオンミミックは使わない。
このカードはシンプルに相性が良いカードが多すぎる!!!
ノイヴァンで能力を消して…
スヴァローグでエナを焼いて…
デメニギスでトオンを仕込んで…
穿孔で回復して…
禁止になる条件一人で何個も満たしてるな???
極め付けには
ダイヤブライドでライフを削ってきます
よく今まで許されてました。
安らかに眠っててください。
11. 水流の打落 ⁑マーライ⁑
(2018/12/20から)
禁止カードの大トリにして絶対に存在してはいけない最強にして最凶最悪、究極のぶっ壊れカードです。
なんかデジャブ……
効果を見ていきましょう見たくもねぇわ
【常】:あなたのルリグがレベル2以下であるかぎり、あなたのすべての<美巧>のシグニは対戦相手の効果を受けない。
はい?
あなたのルリグがレベル2以下であるかぎり、あなたのすべての<美巧>のシグニは対戦相手の効果を受けない。
シグニは対戦相手の効果を受けない。
『対戦相手の効果を受けない』。デュエマの「選ばれない」なんて目じゃありません。
全体除去でも生き残るしスペルでも退かないしパワーマイナスによるルール除去もそもそもパワーマイナスを受け付けない。
いやいや、レベルが上がって仕舞えば効果はなくなりますよ、と
このゲームはグロウは強制ではありませんね。
つまりずっとアンのレベルを2で止めておけばノーゲインを常時貼っているよりも硬い状況を作り出せたのです。
また、相手がどんなに硬くても
フラクタルケージを採用することによって絶対に1点を通すことができます。
つまるところこの最後に繭の部屋に入ったカードは、最初に繭の部屋に入ったカードを同じ性質を持ち合わせていたわけですね。
「アーツが残っていて、撃てるのに負ける」「絶対に回避不可能な一撃を喰らわされる」という最悪のカードです。
正直WIXOSS1番の黒歴史といっても過言では無いとすら思えます。
詳しくは『2止めアン』で検索だぞ!
おわりに
如何でしたでしょうか。WIXOSS禁止カード解説は。
デュエマとかは禁止になった理由の解説動画とかよく見かけるんですけどWIXOSSは無いなーと思ったのがこのブログを書いたきっかけになります。
因みに自分が繭の部屋に入って欲しいカードは
厳選に厳選を重ねた結果こちらになります。
デメニギスとかトオンはまだ擦るからダメ……
ビカムユーは先乗りが理不尽だからせめてグランドスラムと同時使用制限かな
コンテンポラはダメ 使ってるけどやばすぎるから
おわり
Wow wow wow マトリョーシカ食え!!
Wow wow wow 瀬沢!!
Wow wow wow マトリョーシカ食え!!
瀬沢‼︎ マトリョーシカを食え瀬沢!!‼︎‼︎マトリョーシカを食え‼︎
おしり